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排泄ケアを考えよう5

関連キーワード: [ 介護の知識(36) ] [ トイレ・排泄(7) ] [ むつき庵(7) ]

2013-01-09

たとえトイレまで行けなくなっても、できるかぎり便器に座って用をたしたいもの。それをかなえるのが「ポータブルトイレ」。いわば「部屋で使う個人用トイレ」です。立ち上がることや歩くことに少々困難が生じても、身近にトイレがあることは大きな安心感。また自然な排泄姿勢ですから、使う方の体にもラクです。下にポータブルトイレを選ぶ際の注意点を挙げましたが、それらに加えて気を付けたいのがプライバシーへの配慮。カーテン状のもので目隠しするなど、部屋で使うことの不安感をなくすよう心がける必要があります。道具を使いこなす意欲をもって、より快適なトイレゾーンを室内に作ってみましょう。

1)座っている間、体をしっかり支えます。姿勢を保つことが難しい人には特に必要です。
2)立ち座りの際や座っている間、体を支える役目をするのが、ひじかけ。体重をかけられる、しっかりとしたものが望ましいです。
3)便器は取っ手があって、ラクに外せるもの。丸洗いできるバケツ型のタイプが家族の負担を軽減します。
4)使う方の体重を受けとめられる安定感があることが大切。特に足腰が弱っている場合、軽いものだとひっくり返ることがあります。ポータブルトイレそのものを持ち運びすることは少ないので、安定感を重視したいものです。
5)けこみ(蹴込み)は足を蹴り込む、足を入れる空間のこと。ここに空間がないと足が引けず、立ち上がりが難しくなるので、けこみのあるタイプを選びましょう。
6)「少し高い」と感じるくらいの高さが立ちやすく、低いと立ち上がれないことがあります。足の裏がつく高さ、ベッドと同じ高さのものが移りやすく、座っても安定感があります。高さ調節ができると、さらに便利です。
7)シート(座面)が軽いものを選びましょう。重いものだと上げるのに手間取り、急いでいる時、間に合わなくなったりします。
8)ひじかけは必要なものではありますが、体の動きの邪魔になる場合もあります。外せるか、上げ下げできるタイプのものが便利です。

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浜田 きよ子
高齢生活研究所所長、排泄用具の情報館「むつき庵」代表。母親の介護をきっかけに、高齢者の暮らしを広げる道具について学ぶ。以来、福祉用具の選び方や使い方を伝える中で、介護に関する相談を受けている。2003年より排泄用具の情報館「むつき庵」を開館。『ヘルパー以前の介護の常識』(講談社)、『排泄ケアが暮らしを変える―百人百様の老いを支えて』(ミネルヴァ書房)など多くの著書がある。

[会社概要]

排泄用具の情報館
むつき庵

TEL: 075-803-1122
住所: 京都市上京区下立売通黒門西入橋西二町目648
営業時間: 10:00〜17:30(入館17:00まで)※月〜水曜は予約制。詳しくは問い合わせを。
定休日: 日曜・祝日・館外研修日

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